あの日、僕らの命はトイレットペーパーよりも軽かった - オーストラリアの諜報員レポート

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あの日、僕らの命はトイレットペーパーよりも軽かった

今夜、9時から、日テレ系で、カウラのドラマが放送されます。

カウラは、シドニーから西へ約300キロに位置する町で、日豪関係を語る上で、大変重要な意味を持った場所です。


日本ではあまり語られることが多くありませんが、第二次世界大戦中に、このカウラで、日本人捕虜の集団脱走があり、この事件は、史上最大規模の大脱走と言われています。

そして近年は、日豪の友好関係に多大なる影響を与えている事件でもあります。



このドラマには、私が3年前くらいからお世話になっている作家の山田真美さんが、制作に協力されています。
真美さんは、大学卒業後にシドニーの大学に留学されて、現在も精力的にオーストラリア関係の活動に関わっていらっしゃる方です。

だいのオーストラリア好きで、娘さんのお名前は、オーストラリアから取って「Lia」さんだそうです(笑)

このドラマに関する真美さんの紹介文を転載しますね。



以下、真美さんより



日本テレビ開局55周年特別番組「あの日、僕らの命はトイレットペーパーよりも軽かった―カウラ戦争捕虜収容所からの大脱走」が完成、下記の日程で放送の運びとなりました。

   ―記―

番組名:「あの日、僕らの命はトイレットペーパーよりも軽かった―カウラ戦争捕虜収容所からの大脱走」
放送:7月8日(火曜日)21:00から、日本テレビ系列
出演:小泉孝太郎さん、大泉洋さん、加藤あいさん、山崎努さん、他
脚本:中園ミホさん
番組公式サイト:http://www.ntv.co.jp/cowra/index.html
※一部地域では放送時間が異なる可能性があります。お住まいの地域の放送局にお問い合わせください。

カウラ戦争捕虜収容所からの大脱走(通称カウラ事件)とは、第二次世界大戦中にオーストラリアのカウラ第12戦争捕虜収容所に収容されていた1,104人の日本人捕虜が引き起こした近代史上最大の戦争捕虜脱走事件です。

当時の日本には「生きて虜囚の辱めを受けず」(捕虜になるぐらいなら自決せよ)という厳しい掟があり、敵の捕虜になることは著しく忌み嫌われていました。

カウラではこの掟を守るために多くの捕虜たちがみずからの命を落とすこととなるのですが、これは日本ではいまだに闇の中に葬られたままの、戦慄すべき「第二次世界大戦の秘史」に他なりません。

私は今回、「協力」の形で番組の制作に関わっております。
たいへん見ごたえのある作品に仕上がりましたので、ご多忙の時期とは存じますが、何卒ご高覧くださいますよう心からお願い申し上げます。

           作家 山田真美



※なお、カウラ事件について詳しくお知りになりたい方は「山田真美ブログ カウラの大脱走」(http://yamadamami.com/cowra.html)をご参照ください。


※用語説明「カウラ事件」
第二次世界大戦終焉の1年前にあたる1944年8月5日未明、オーストラリアの田舎町・カウラで勃発した近代史上最大の捕虜脱走事件。1,104 人の日本人捕虜が一斉に集団脱走を試み、結果として日本側の死者231人、負傷者108人、オーストラリア側の死者4人を出しました。いわゆる脱走成功者はゼロ。事件は日豪両国政府によって長く隠蔽され続け、事件が公式に語られるようになったのは、事件から40年も経った1984年のこと。特徴的なのは彼らが生きて明日を戦うためではなく、自決して名誉を挽回するために脱走という手段を選んだ点です。

※山田真美とカウラ事件の関係
①カウラ事件を知るためのバイブルとも呼ぶべき1冊である"Voyage from Shame”(ハリー・ゴードン著)を『生きて虜囚の辱めを受けず』のタイトルで邦訳・出版(清流出版、1995年)。
本の詳細はこちら:http://www.yamadamami.com/book3.html
②NHKハイビジョン特集「カウラの大脱走~オーストラリア日本兵捕虜・60年目の証言」の制作を立案し、資料提供者として参加(2004年)。
③カウラ捕虜収容所の日本人将校について調査した結果を『ロスト・オフィサー』のタイトルで出版(スパイス、2005年)。
本の詳細はこちら:http://www.yamadamami.com/lo.html

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